第7章 天使狩り
【屋敷の外にて。。】
屋敷の前にある看板には、[Devil's palace]と書かれていた。
「えーと。。確か、最初の天使が出てくるのが。。。」
ハデス「屋敷の近くの森だろ。りあな、妖刀の準備はいいな?」
「うん!大丈夫!ちゃんとあるよー!」
ハデスにそう伝えると、何も無い空間に手を突っ込み刃に闇の焔を纏っている刀を持ち直し、ハデスと共に天使が出た近くの森へとブレスレットを外し、ポケットに入れてから、翼を出して飛んでいくのであった。
[屋敷の近くの森。]
りあなとハデスが到着すると、不自然に光り輝いている天使がふよふよと浮いていた。
「ハーくん、行くよ!!」
ハデス「あぁ、わかってる!」
天使めがけて、飛びかかり妖刀で襲いかかるりあなを援護する形で、ハデスも蒼き焔を狼に変え天使に向かって放った。
天使「。。。。。。。」
ガキンッ
天使「死になさい。命のために。。」
ザシュッ
思いっきり妖刀を振りかざして天使の心臓をたたっ切る。
「はぁあーー!!!!」
ドスッ
天使「し。。なさ。。。のち。。。ために。。」
そう言葉を残し、天使は消滅していった。
りあなは、地面に降りてポケットからブレスレットを取り出し、腕に付け直すと。
先程まで背中にあった翼が消えていた。
ハデス「りあな、お疲れ様な。妖刀しまわなくていいのか?」
「え。。あー。。。うん。しまうー。」
何も無い空間の中に、妖刀を突っ込むと手を離しハデスの隣に立ち上がると、こっちに向かって走ってくるロノの姿が見えて、どうする?と二人で顔を見合わせていた。
ロノ「主様、大丈夫すかー? 天使の奴どこにいますか?ってあれ。。。もしかして。。主様。。天使の奴倒しました?」
困惑した表情のロノからの視線が痛くて。。
隠し通すの無理だなと思って。。
正直に話そうとおもって口を開く。
「ごめんなさい。。。ロノが来る前に、ハーくんと倒しました。。」
!?
主様が天使を倒した!?
どういうことっすか。。これは後ほどベリアンさん達に報告しないとっすね。。。
ロノ「そうなんすね。。。そういや、主様、怪我はないっすか?」