第26章 エスポワールへお散歩
【公園の入り口】
公園の入り口を目指して走っていたハウレスとフェネスは、りあなを見つけて駆け寄っていく。
何もされてないだろうな?
ハウレス「りあな!!」
全く、知らない人に着いてったらダメって言わないと。。
フェネス「りあな大丈夫?」
駆け寄ってきたハウレスとフェネスが見えたりあなは、甘い声がもれないように我慢しながら、ハウレスとフェネスに謝るのだった。
2人の顔が見れなくて、下を向いたまま謝った。
「ごめんなさい。。。」
見つかって良かった。。
ハウレス「心配したんだぞ!! 何もされてないか?」
若い男性に連れられてったって言ってたけど。。
本当に何もされてないのかな?
フェネス「知らない人について行ったらダメだよ? ハウレスも俺も、りあなが居なくなってて心配だったんだからね? わかった?」
「はい。。。。ごめんなさい。。。」
ハウレス「まりな、若い男性と居たと聞いた。何もされては居ないか?」
「え。。。さ、されてないよ。。大丈夫。」
目線そらすって事は、されたんだな。。。
ハウレス「はぁ(ため息)」
フェネス「りあな? 怒らないから、何されたか教えてくれる?」
フェネスが肩に触れちゃったら、今、必死に声を漏らさないようにしてる意味無くなっちゃう。
フェネスの伸びてきた手を払い除けてしまった。
今は、うちに触れないで!!
「だ、大丈夫だよ。。何も、されてないってば!!」
払いの除けられたフェネスは、[え。。。]と困惑気味だったが、走っていったりあなをハウレスと一緒に追いかけに行く。
そういうと、ハウレスとフェネスの間を走って街の方へ向かってしまった。
ハウレスもフェネスも、りあなを見失わないように追いかけて捕まえるのだった。