第26章 エスポワールへお散歩
その後、この店でのルールを説明してくれた。
①オーナーさんの事は、従業員全員が[お母さん]と呼んでいる事。
②お客の貴族のおじ様方には、行為の内容別に専門の事を調教していく事。
③調教師である従業員は、なるべくイク事のないようにする事。
⚠イってしまった場合は、貰える額が半分に下がってしまうとの事。
④調教中に別途追加で行為を頼まれた場合は、店主にお客が部屋に着いている電話で話す事。
⑤調教後、お客からチップを貰える事がある。このチップは、店主には渡さなくていい。臨時収入と思って欲しい。
⑥給料の支払いは、毎週末に口座へ入金される。
との事だった。
店主「ルールは大丈夫かい?」
「はい!大丈夫です♪♪ 働く当日に口座を伝える形でも大丈夫ですか? まだ作れてないので。。。」
店主「それは、構わないよ。働く時の名前は決まってるかな?」
「はい!カレンとして働きます! 髪色も、茶髪にし、目の色も茶色に変えますね!」
そう伝えて、心の中で呪文を唱えて店主の目の前で髪色と目の色を変えて、声色も変えるのだった。
「こちらで働かせていただきますね。よろしくお願い致します。お母様。」
店主は、びっくりしていたが、愉快そうに笑っていた。
明日の夜から待っているよと言われ、その場を後にし、急いで路地裏から出て、呪文を唱え、髪色と目の色を元に戻してから椅子の所に戻るのだった。
【エスポワール 街中】
ハウレスとフェネスがまだ戻ってきてないことにほっと息をついた。
りあなは、先に銀行へ向かい、口座を作ってから、また椅子の所に戻って来て、椅子に座って街の人達を眺めていた。
通帳は、空間収納の中にしまった。