第25章 プレゼント
耳元で突然のハウレスからの甘い囁きに、りあなは身体をビクンッとさせてハウレスから距離をとって頬を膨らませていた。
その姿が可愛くて、愛おしくて。
これは、不意打ちするのも良いなと思ったハウレスは楽しそうにクスクスと笑うのだった。
そのタイミングで、部屋の扉が開きフェネスが入ってくる。
フェネス「りあな、おはよう。ちゃんと起きて偉いね。。って、頬膨らませてどうしたの?」
フェネスに聞かれたりあなは、ハウレスに不意打ちしたら仕返しされた事を伝えた。
フェネスも楽しそうにクスクスと笑い、[りあなは不意打ちに弱いんだね]と言っていた。
「違うもん!!不意打ちに弱いわけじゃないもんさ!!」
フェネス「ほんとに?」
フェネスも、りあなの耳元に近づいてボソッと言った。
フェネス「(耳元で)りあなの喘ぎ声とっても可愛かったよ」
フェネスに言われて、ハウレスの後ろに距離をとったりあなは、更に頬を膨らませていた。
あんなに頬ふくらませて、リスみたいで可愛いなぁ。
フェネス「ハウレス、俺たちの大切な人は可愛いね♪」
クスクスと笑いながらフェネスがハウレスに問いかける。
俺の時もリスみたいに膨らませていたが、更に膨れたな。
そんな姿も可愛くて愛おしいのは変わらない。
ハウレス「本当にな。」
ハウレスの後ろで、深呼吸を数回したりあなは、ハウレスの後ろから出てフェネスの傍まで行き、フェネスに声をかける。
「フェネス、ちょっと屈んで?」
フェネス「わかった。」
フェネスが屈んだのを見たりあなは、ハウレスにもした様に、フェネスのほっぺたにチュッとキスをした。
え? ちょっ///
フェネス「!?/////」
フェネスもハウレス同様、顔を赤らめて目線を逸らしたのを見て、ケラケラといたずらっ子の様に笑うりあなだった。
その後、フェネスも一息ついてから、ハウレスとりあなと共に朝食を食べるべく、食堂へと移動をする。