第21章 過去夢
ハウレス「りあな。その指輪のおかげで俺達はりあなに出会えた。それは、紛れもない事実だ。だけどな、デビルズパレス。この屋敷でりあなと関わって、話をしていくうちに、りあなはもう俺達にとって大切な存在なんだ。」
ハウレスの隣にフェネスもきて、りあなの頭を優しく撫でる。
フェネス「どんなりあなでも、全部受け止めるよ。それに、その指輪が消えてなくなっても、俺達がりあなを捨てることは絶対にないからね。。だって、りあなは、もう俺達にとって大切な妹でもあり、大切な存在なんだから。」
ハウレス「俺達は、りあなの事を嫌う事なんて一切ないって断言出来る。そうですよね、ベリアンさん、ルカスさん」
反対側のベッドサイドに移動をしたベリアン、ルカス、ロノ、バスティン、ボスキ、アモン。
ベリアン「はい。もちろんですよ、ハウレスくん。その指輪が無くなったとしても、私達の妹は、りあな1人です。だから、戻っておいで。。」
ルカス「さっきも言ったけど、どんなりあなでも私たちは受け入れるし、受け止められるよ。だから、そんな真っ暗い所じゃなくて、私達の所に帰っておいで。」
ルカスが最後にそう告げると、モヤが完全に消え、りあなの姿が、2歳児から普段のりあなに戻っていた。
ゆっくりと目を開いたりあなが、ベッドサイド両脇にロノ達がいるのを初めて知る。
「。。。。。ただいま。。」
ロノ「りあな、良かった。。ほんとに良かった。。」
ロノが涙を流しながらそう言っていた。
ベリアン「良かったです。。ほんとに。。。おかえりなさい、りあな。」
ベリアンも涙を流しながら、頭を撫でてくれる。