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悪魔執事の主様は猫天使。

第21章 過去夢


闇の中でうずくまっていたりあなの周りにどす黒いモヤが広がっていく。



「ねぇ。。なんで? 弟が産まれてから。。

なんで、我慢ばっかりしてこなきゃいけなかったの。。?

なんで、弟ばかりを褒めるの?

ねぇ、ねぇ、ねぇ!!!

答えてよ!!

なんで、なんで、うちの事を見てくれないの!!

なんで毎回弟ばっかりなの!!

うちは。。ママにとって何?


あー。。。”いらない子”。。そうだね。。

うちは、”いらない存在”。。。。

じゃあ、死んだって誰も悲しまないじゃん!!」


そういうとりあなは立ち上がり、どこから出したのか、刀を持っていた。

突然、クリスタルの個室が闇の中に現れたと思うと、りあなは躊躇無く、その個室の中に入っていき、鍵をかける。

目が虚ろになったりあなは、クリスタルの個室の中でじぶんに向けて刀を突き刺したり、腕を切り落としたり、足を思いっきり刀で切ったりし始めた。


その光景を見せられた、執事たちは。。。


ロノ「。。。んでだよ!!なんで自分を傷つけてんだよ!!おい!!やめろよ!!」


アザゼル「受け止めるんでしょ? ロノ達が味わった絶望とは、また違うけど、りあなの闇は、これだけじゃないよ。」


ボスキ「どういう事だ。これだけでも相当心が壊れちまうだろ。。」


ハデス「お前達にも見せただろ、ラルドとの記憶を。。あれはほんの一部に過ぎない。それに、親からの虐待、弟からはストレス発散の道具として見られ、学校に行けばいじめられる毎日だ。」


血を流しながら、泣き叫ぶりあなを見てるだけしかできないのが、嫌だと感じた執事たち。
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