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悪魔執事の主様は猫天使。

第19章 湖に転落


ボスキとアモンは何かを話していて、りあなの事は気づいて居ない様子だった。

りあなが、うーん?と唸りながら壊れた水道を見て、直すか、直さないかを悩んでいた。

そんな中、庭の方に向かって歩いてくる足音が聞こえた。

足音の主は、ハウレスだった。

ハウレス「おい、アモン。。叫び声が聞こえたが、何かあったのか?」

ボスキ「っち。めんどくせぇ奴が来たぜ。。」

ハウレス「ん? ボスキなんでこんな所に。。 頼んでた屋根の修理は終わったのか?」

ハウレスの問いかけに対して苛立ちながら話をするボスキと、ハウレス。

ボスキとハウレスの会話を、あたふたと聞いているアモンの図が完成していた。

ハウレスが、不意に水道の方に目を向けると、りあなが首を傾げて悩んでいたのに気づいて、りあなの傍に行き、声をかける。

ハウレス「ん? りあな、水道がどうした?」

ハウレスが水道を見ると、穴が開いて水が垂れ流しになっていた。

ハウレス「はぁ(ため息) アモン、この水道の穴はどうしたんだ?」

アモン「えーと。。すんません。。向こうのバラに水撒きをしようとして勢いよく引っ張ったら、穴が開いちまって。。」

ハウレス「。。。アモン、この屋敷は古いんだ。丁寧に扱えと前にも言っただろう。。」

りあなは、ハウレスとアモンの困った声を聞いて、水道を直す事に決めたのか、左手の平を水道に向けてから、呪文を心の中で唱えた。

水道が新品同様にピカピカになっているのを見たりあなは嬉しそうに笑顔になったあと、蛇口にホースを繋げてから捻り、ホースの先をアモンに持たせた。

アモンは訳が分からず、新品同様になった水道を見て目をぱちぱちさせていたが、これでバラたちに水やりができるって思ったら嬉しくなり、りあなの頭を撫で感謝の言葉をつたえる。
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