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悪魔執事の主様は猫天使。

第19章 湖に転落


「アモンにぃに? ぬれてるー。かぜひいちゃう!!」

ボスキに繋がれていた手を離して、りあなは、目の前でしゃがんでくれてるアモンに向かって両手をかざして[SUN Light]とつぶやくと、全身ずぶ濡れだったアモンの身体が一瞬で乾いたのだ。

アモン「りあな、凄いっすね♪♪」

「えへへ♪♪ これで、かぜひかないね!アモンにぃに!」

アモンにギューッと抱きついたりあなは、アモンのほっぺたにちゅっと軽く口付けをしてから離れて花壇の花の前にタタタっとかけていく。

アモンはと言うと、突然のギューからの、ほっぺたにちゅーをされて、驚きすぎて固まってしまっていた。

ボスキがそんなアモンを見て、羨ましそうな視線だけを贈り、りあなの隣に歩いて行く。

ボスキは、花壇の方からアモンに声をかける。

ボスキ「アモン、コレ。どういう状況だ?」

アモンは、ボスキに声をかけられてハッとした表情をし、ボスキの指さす方にある壊した水道を見て、申し訳なさそうに話すのだった。

アモン「いや~、すんません。向こうのバラに水をやろうと思って。。。ホースを思いっきり引っ張ったら、水道が壊れちまって。。。。まじ、このオンボロ水道どうにかして欲しいっすわ。。。」

ボスキ「はぁ(ため息)この水道は、お前がよく使うんだから、お前が直せばいいだろ。。」

花壇の花を見ていたりあなは、アモンとボスキの会話が気になり、2人の顔を交互に見ていた。

アモン「えぇー。。そんな事言われても無理っすよ。。オレ、こういうの苦手っすもん。。。ボスキさん、設備管理担当でしょ? 直せないんすか?」

ボスキはめんどくさそーに答える。

ボスキ「なんで俺がそんな面倒なことしないといけねぇんだよ。。。」

そう言ったあと、大きなため息をついたボスキを見てりあなは、立ち上がり、壊れてる水道の方に歩いて近寄る。
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