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悪魔執事の主様は猫天使。

第19章 湖に転落


【デビルズパレス 庭】


ボスキに手を引かれて歩いてお庭をお散歩中のりあなは、垣根に真っ赤なバラが咲いている事に気づいて、目をキラキラさせていた。

ボスキ「ん? バラが気になるのか? 見るのはいいが、触るなよ、棘があるからな。」

りあなの手を繋いだまま、垣根に咲いているバラを見せてあげるボスキ。

バラを見てるりあなが、不意に手を伸ばそうとしたのを見て、ボスキは、りあなの手を抑えるのだった。

ボスキ「りあな、棘が刺さったら血が出ちまうから、触るのは無しだ。」

「あーい。。。」

少ししょんぼりしたりあなの猫耳がへにゃりと前に垂れていたのを見たボスキは、頭を撫でてやる。

近くで、アモンの叫び声が聞こえたボスキは、りあなの手を引いて、アモンの方に移動をする。

アモン「うっわー。。最悪、全身ずぶ濡れじゃん。。 くそ! あのオンボロ水道め!」

ボスキは、りあなを連れてアモンの傍に行く。

ボスキ「おーい、アモン。」

アモン「あっ。ボスキさん。。。と。。。誰っすかその子?」

アモンはボスキが手を繋いでいる猫耳の生えた女の子が誰なのかを聞いていた。

ボスキ「ん? あー。。りあなだ。」

アモン「え。。りあなっすか!? え、でも小さく。。えぇー!?」

アモンの声に驚いたりあなが、ボスキの手をぎゅっと握って不安そうにボスキを見上げていた事に気づいてアモンに伝える。

ボスキ「アモン、声がでけぇ。。りあながびっくりしてる。」

不安そうな表情になってるりあなに気づいたアモンは、りあなの前にしゃがむと挨拶をした。

アモン「りあな、こんにちわっす。おっきい声出してごめん。びっくりしたっすよね。。」

「ボスキ、このおにいさんだれ?」

ボスキ「あー。こいつは。。」

アモン「俺は、アモンっすよ!りあな。」

「あもん?」

アモン「そうっすよー!合ってるっす!」

アモンは、「しっかし、小さいっすねー。なんで小さくなったんすか?」と興味津々で聞いてきた。
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