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青い監獄のサッカー嫌い【ブルーロック】

第2章 第一選考


『とりあえず!部屋に戻る!』
「はーい」
「ごめんな真琴。じゃあまたトレーニングの時にでも宜しくな」
『はいはい…』


ー真琴sideー


潔と蜂楽を見送った後私は直ぐに絵心さんに呼び出されたので、もしかして消灯時間過ぎてるのに起きてる子たちを寝かせなかった事を怒られるのだろうか。
そんな気持ちで絵心さんの元へと向かった。


『し、失礼しまーす…』

「やっと来たね真琴ちゃん。次の仕事の指示するからそこ座って」


モニターを見ながら絵心さんは椅子を指さすので指示通り直ぐに座った。
すると絵心さんはモニターから私へと視線を向ける。

相変わらず真っ黒な目。
何を思っているのか分からないから怖いな…と思いながら息を飲む。


「これから前に話してた一次選考始める。恐らくアイツらは今まで以上のトレーニングをするだろうからそれのアシストしてね。あとオーバワークしそうな馬鹿いたら止めること」

『は、はい!』

「あと試合する人間にドリンクやタオルを配給して。試合する前に持っていってるだろうけど、試合後に飲み干したり汗でびちょびちょになるだろうから。で、試合するチームのロッカールームに言って、ドーピングしてるのが居ないか体調怪我の確認もして」


絵心さんの説明を聴きながらそれなら自分も出来るなと何回か頷いた。
プロジェクトが始まる前に絵心さんは私に難しいことは求め無いと言っていたが本当のようだ。


「じゃあ2時間後、一試合はチームXvs.Zだからお願いね」
『……了解です』


チームZならば潔達のチームと、Xはあの子がいるチーム。
例のあの子というのはこのブルーロックで私がかなり怖いと思っている子であり、接するのは成る可く避けたい。

深い深い溜息をつきながら、2時間後私はチームZのロッカールームへと向かった。
向かった理由は絵心さんの言ったドーピングと怪我体調の確認の為。


『失礼します。入っても大丈夫かな?』

「あ、真琴ちゃん。入っていーよ!どうしたのどうしたの?」


ロッカールームをノックして声をかけて直ぐに返事をしたのは今村であり、ロッカールームに入ればチームZ全員がビヴスを身につけていた。
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