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青い監獄のサッカー嫌い【ブルーロック】

第1章 青い監獄


あれから数日経つのだがやはり全員が怖い私にとってはまだまだ慣れない。
だが、怖がっているのにも関わらずよく絡んでくる子達はかなりいた。

遊び半分、退屈しのぎ。
そしてただ単に仲良くなりたいから…と言ってくる子達がいるが怖いのでやめて欲しい。


「あ〜、俺が1番怖いか?」

『…1番では、ないかな…』


現在チームZのトレーニングを見守っているのだが、この蜂楽廻はかなり馴れ馴れしい。
直ぐに名前呼びになり、会う度に抱きついてこようとするのだ。


現在チームZのトレーニングを見守っているのだが、この蜂楽廻はかなり馴れ馴れしい。
直ぐに名前呼びになり、会う度に抱きついてこようとするのだ。

そして目の前にいる國神錬介。
見た目はごつくて怖いのだが意外と優しい所はある。
でも結局は怖い、とても怖い。


「1番では無いんだな…」

「國神安心してるねぇ」

「まぁ、そりゃ、会う度にビビられて困ってるつーか…慣れて欲しいんだよな。秦野さんに」

『ごめんそれは多分暫く無理』

「即答じゃねぇか…」


怖い人に慣れるのにそんな簡単にいく訳がない。
恐怖というのは中々取れないものだし、一度怖いと感じればその恐怖が拭いきれない。


「おい!マネージャー!飲みもん!!」

『ヒィッ!あ、はい!今すぐ!!』

「おい雷市!大声出すな言ったろうが!!」

「お前も大声出してんだろ國神!!」


どっちも大声出さないで欲しい。
デカイので声も大きいので怖いし、なによりこのチームZで1番怖いと感じているのはこの雷市陣吾である。
直ぐに怒鳴るし大声出すしと怖くて苦手だ。


『はい、どうぞ…』

「ビクビクすんな、鬱陶しい!!」

『ごめんなさいッッ!!』


怒鳴られ謝る。
雷市とはこういうやり取りをしょっちゅうしている。
確かに毎回ビクビクしていれば鬱陶しいだろうが、それは許して欲しい。


「雷市、あんまり大声出さない。嫌われるよ」

「ソイツに嫌われようがどうでもいいんだよ俺は」

「はぁぁ…ごめんね。マネージャーさん」

『いや…大丈夫だよ、うん』


久遠渉は比較的温厚な性格。
その為接しやすいのだが…時折何処か怖さを感じる時があるので距離は取っている。
何故かと聞かれたら困るが怖いのだ。
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