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青い監獄のサッカー嫌い【ブルーロック】

第1章 青い監獄


これがブルーロックプロジェクト3日前のやり取り。
そして現在、ここに集められた子達はウォーミングアップという入寮テストを行っている。
だがこの入寮テストでは脱落者がでる…可哀想に。

そう思いながら廊下を歩いていれば、目の前からアンリさんが歩いてきた。
恐らく絵心さんに報告しに行くのだろう。


「あ、 真琴ちゃん。今から各部屋に挨拶?」

『アンリさん…。はい、今からです…気が重くて胃が痛いです。泣きそうです』

「頑張れ!…真琴ちゃんは嫌かもしれないけど、私は貴方がいて助かるわ」

『…そう、なんですか?』

「絵心さんだけなら、私…ストレス溜まりそうだから」

『……ああ、…なんとなく、分かります。私は既にストレスだらけですけど…。取り敢えず、挨拶行ってきますね…』


各部屋に挨拶して言ったが一言、言いたい…帰りたい。
各部屋どこにも怖い人いるし変な人いるし、泣きながら挨拶する羽目になるし最悪である。

帰りたい帰りたい
もう挨拶したくない…と思いながら、次に来た部屋はチームZの部屋である。


『……失礼します』


そう言いながら部屋に入ると直ぐに視線が集中した。
怖いです、帰りたいですと心で言いながらも同じように挨拶をする為まず自己紹介をする事にする。


『初めまして、これから皆さんの身の回りの世話とトレーニングや練習などのアシストをするマネージャーの秦野真琴と申します。これからどうぞ……お願いします……』


ビクビクとしながら自己紹介をして頭を下げる。
そして顔を上げれば、チームZの子達は何とも言えない表情をしていたが一人の子が私のすぐ目の前に立った。


「初めまして!マネージャーさん!俺、蜂楽廻って言うんだ。よろしくね!」

『あ……うん。よろしくお願いします』

「はいはい!俺、五十嵐栗夢!よろしく!」

「初めまして、秦野さん。久遠渉です」

「同じく初めまして、五十左衛門送人です」

「え〜!可愛い子じゃん!俺、今村遊大です!」

「成早朝日です!」


直ぐにわっと群がるように自己紹介をされて、思わず逃げるように扉に張り付いた。
背が高いし怖いし結構馴れ馴れしいし怖すぎるんです。
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