第8章 終わりの始まり
「ロマネの64年物です」
紅葉「善いのかぇ?秘蔵の品じゃろう?」
「今日よりも此奴を開けるのにあるってぇのかい?姐さん」
森「勝利に、、、、」
「首領、芥川の処罰は如何します?」
森「処罰?彼は今回の功労者だ。芥川くんは昔からそうだよ、独走し、破壊し、結果最大の貢献をする。彼なりの嗅覚なのだろうね、、、成功している限り処罰はない」
森は紅葉に探偵社に捕まった時になぜ逃げなかったのかと尋ねるも、"茶が美味かったからかのぅ"とはぐらかすの紅葉だった。
紅葉はあの日の太宰との会話をふと思い出した、、、、
太宰「姐さん、大人の取引をしよう。鏡花ちゃんを助ける計画がある。成功すれば彼女の命と夢を同時に守れる唯一の方法だ。の時とは違う。」
太宰の瞳には嘘がなかった。
だから紅葉は賭けたのだ、、、、
紅葉「太宰は今回の結末まで全て見えておった、、、恐ろしい男じゃ」
森はポートマフィアを去る気はないのかとやんわりと紅葉に尋ねた。
然し紅葉は、、、、
紅葉「無論じゃ、、、じゃが生憎と頼りない首領が組織を立て直す手伝いがあるでのう。」
森「フッ、、、嬉しい話だが私の守備範囲は12歳以下だよ?」
紅葉「黙れ、口を縫い合わすぞ」
「太宰〜!!次は絶対死な〜す!!」
たった一口で酒に酔った中也の叫び声が執務室内に響いていたそうだ、、、、