第8章 終わりの始まり
探偵社全員「鏡花ちゃん、入社おめでとう!」
あれから敦くんが再び白鯨(モビー・ディック)に乗り込んだ。
なんと芥川くんも白鯨に乗り込んでおり、共闘し組合の長、フィッツジェラルドと死闘の末、勝ったのだ。
然し、何者かにより白鯨はコントロール不能となりヨコハマに衝突しそうになるも、鏡花ちゃんが命懸けで街を守ってくれたおかげでヨコハマは救われたのだ。
そして、鏡花ちゃんは見事試験に合格したのだ。
今日はそのお祝いパーティーである。
『鏡花ちゃん、おめでとう。これから宜しくね!』
鏡花「宜しく、、、、あの人は、、、?」
あの人とは姐さまのことだろう。
『姐さまは鏡花ちゃんのこと応援してくれている、だから鏡花ちゃんは生きたいように生きればいい。』
私の言葉に鏡花ちゃんは瞳を揺らした、そして力強く頷いた。
彼女ならきっと大丈夫、、、
私はそう確信した。
敦「あれ、、、太宰さんは、、、?」
『いつもの気まぐれだと思うよ、またそのうちひょっこり現れるわ、、、、』
敦くんにはそう云ったが、なんとなく兄さんが誰と会っているかは予想がついた、、、、