第8章 終わりの始まり
??「さん、、、」
中也と廊下を歩いていると声をかけられた。
声をかけてきた人物は、、、、
『芥川くん、、、』
芥川くんだった。
彼は少し申し訳なさそうな顔をしていた。
なんとなく察した、きっと昨日の事だろう、、、、
ありがとうと伝えれば、彼は目を大きく見開いた。
芥川「何故、、、、僕(やつがれ)は貴女を殺しかけたのに」
『芥川くんが私を止めてくれたおかげで、ヨコハマは救われた。それに私のことも救ってくれた。あの時もし子供に手をかけてしまっていたら私一生後悔したと思うから、、、』
「、、、、俺からも礼を云う。を止めてくれてありがとな。」
そんな二人に芥川は、"礼には及ばぬ、、、、"とそっぽを向き何処かへ行ってしまったのであった。
芥川が頬を真っ赤に染めていたのは、と中也にはお見通しのようで、、、、
『ふふ。芥川くん、可愛いね。』
「素直じゃねぇんだよなぁ、彼奴」
『芥川くん、もっと強くなるよ、、、』
「負けらんねぇな」
そう嬉しそうに芥川の背中を見つめている中也には胸をときめかせていたのであった。