第7章 ダイヤはダイヤでしか、、、
「うっ、、、やはり莫迦は俺か、、、」
白瀬の言葉で自身のせいで組織をダメにしたのだと中也は思った。
然し、それは違う。
ある人物がそうなるように仕向けたからだ、、、、、
その人物とは、、、、
??「やぁ、中也。何か大変そうだね。」
「何故此処にいる、糞太宰、、、手前も俺を殺しに来たのか、、、?」
然し、太宰の用件は別だった。
中也をポートマフィアに勧誘する為だ、そして、、、、羊やGSSを解体するべくやって来たのだ。
仲間達が殺されると知った中也に、太宰は悪魔の契約を持ちかけた。
中也の答えは、、、、
「子供は殺すな、、、」
太宰「いいとも。皆んな聞いたね、先刻打ち合わせした通り子供を傷つけちゃ駄目だよ。」
中也は全てを理解した、太宰が全て仕組んだのだと。
自身をポートマフィアへ加入させる為に、、、、
「あの野郎、、くっ、、上等じゃねぇか、、、」
毒が回りだし、意識が朦朧とする中也の前に小さな影が現れた。
「ッ?、、、手前は、、、」
『少し痛むけど、我慢して、、、』
「はっ?、、、ッてぇ!!!」
だった。
彼女は中也の前にしゃがみ込むと、ナイフを掴み引き抜いた。
素早く、傷口を塞ぎ出血を抑える。
その時は気付いた。
『毒の匂い、、。取り出さなきゃ、、、』
「ッ///ちょ!、、、手前っ!///」
は中也の服を捲り、傷口に唇を当てた。
毒を吸い取り、吐き出すを数回繰り返した。
そのおかげなのか、少しずつ中也の身体の痺れは落ち着き、意識もしっかりしてきた。