第5章 あの夜のこと
『なに、、、、?』
織田「俺の代わりに守ってくれ。俺が守りきれなかったモノを、、、。」
『どういうこと?、、、私も一緒に守るから、だから行かない、、、(バタン』
全てを伝える前に私は意識を失った。
織田「悪いな、。答えはお前自身で見つけるんだ。」
そして織田作之助はジイドと接戦を繰り広げた。
互いに未来を予知する能力を保持するため中々勝負がつかず、結局相討ちとなり、織田作之助は命を落とした。
彼が死ぬ直前、太宰へ行く道を示した。
"救う側になれ"っと、、、
そして太宰は救う側になることを選んだ。
太宰「、私はポートマフィアを抜ける。」
『えっ、、、?』
太宰「救う側になる、織田作と約束したのさ。はどうする?」
太宰の言葉には迷った。
何故なら中也がいたから。
太宰と共にポートマフィアを抜ける道を選べば、中也とは二度と逢えないのだから、、、、。
太宰「私は織田作の守れなかったモノを守る。」
この言葉には決意した。
織田作から託されたことを思い出したのだ。
『私も、、、行く。でも、、、、』
の云いたいことは太宰も判っていた。
太宰「明日の任務中に抜け出すよ。」
『判った、、、、。ありがとう、兄さん。』
私はその場を立ち去り、彼の元へと向かった、、、、。
外は再び雨が降り出したがそんなこと気にならなかった。