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綺麗な薔薇には棘がある

第4章 殺戮の天使


紅葉「、急に呼び出してすまないのぉ。」

『いえ。どうされましたか?』

紅葉「単刀直入に聞くぞ、中也のことどう思っているかぇ?」

紅葉の言葉には少し驚き目を大きく見開いたものの、すぐに答えを返した。


『好きです。でも私と中也はあの時と立場が違う、、、、。』

紅葉「そうじゃのぉ。」

『それに中也にも好きな人がいるかもしれないし。』

紅葉「何故そう思うのじゃ?」

『中也は強くて、優しくて紳士的でそれに格好善いんですよ。女性が放っておく訳ない。』

紅葉「ふふ、そうじゃのぉ。中也は女子にモテておる、、、、然し中也は長年ある女子にずっと思いを寄せておる。」

『、、、、、。』

---やっぱり、、、、。


明らかに落ち込むに紅葉は優しいトーンで語りかけた。

紅葉「ふふ、中也が想いを寄せておる女子は、主じゃよ。」

---中也が私のことをずっと、、、?

じゃああの夜私を抱いてくれた時も、、、、そう思ってくれていたの?


も中也同様に、四年前のあの夜のことを思い出した。




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