第4章 殺戮の天使
『ふぅ、、、、。』
森さんが部屋を去った途端、身体の力が抜けた。
兄さん同様、森さんも何を考えているのか判らないから少し怖いのだ。
「ふはっ、手前もそんな顔すんだな。」
『だって、久しぶりだったから、、、あっ、ごめん///』
ずっと中也の手を握っていたことを思い出し慌てて手を離そうとするも、中也の手に力が入った。
「なぁ、さっきの続きだが俺が善かったって、、、その、俺のことが、、、す、、」
コンコン
再びノック音が部屋に響いたのだ。
"ッ、、今度は誰だよっ、、、"と呟く中也。
また森だったら居留守を使うのはまずいと思い再び返事をすれば、相手は、、、、姐さんだった。
居留守を使わなくて善かったと心底安心する中也。
紅葉「中也、目が覚めたかぇ?」
「姐さん、心配かけちまってすみません。それとのことありがとうございます。」
紅葉「気にするでない、はわっちにとって可愛い妹のようなものじゃ。」
『姐さま、、、、。』
ポートマフィアを去っても、このような言葉を云ってくれる紅葉には胸が熱くなった。
紅葉「ふふ。中也、を少し借りてもよいか?」
「は、はい。」
紅葉「すぐに返すから安心せぇ。」
そう不適な笑みを浮かべ、紅葉はを連れ部屋を出て行ったのであった。
1人になった部屋で中也は四年前のことを思い出した、、、、。