第4章 殺戮の天使
「『えっ?』」
森の言葉にも中也も唖然とした。
森「君や太宰くんを処刑するなんてことはしないよ。勿論無理矢理連れ戻すこともね。」
『どうして、、、ですか?』
森「君も太宰くん大事な人材だ。それに無理やり連れ戻したところで君たち2人なら簡単に逃げられてしまうしね。私はあくまでも2人には自分の意思で帰ってきて欲しいと思っているのだよ。」
『、、、、、、。』
森「ちゃん」
『、、、、ッ!』
森に名前を呼ばれ、視線を森へ向けるとは驚いた。
何故なら、森の表情がとても優しかったから、、、。
森「今度ゆっくり食事でもしよう、その日は敵対組織としてはなくてね?どうだい、、、?」
『、、、兄さんは来ないと思いますが、、、』
森「そうだよね〜。」
明らかに落ち込む森にはある提案をした。
『、、、中也も一緒なら、、、』
森「本当かい?勿論いいとも!!、、、中也くんはどうだい?」
の突然提案に驚く中也であったが、もちろん答えはOKだ。
そんなこんなで後日3人で食事をとることになった。
『森さん、、、』
森「なにかね?」
『治療してくださって、ありがとうございました。』
は森に礼を云い、頭を下げた。
森は少し驚いた表情をしたが、すぐに笑顔に戻った。
森「私は医者でもあるからねぇ。それに君を死なせてしまったら太宰くんに叱られてしまう。今日はうちでゆっくり休みなさい、探偵社へは明日戻るといい。」
『ありがとうございます、、、。』
森「ふふ、それでは私はこれで失礼するよ。」
森はそう云うと部屋を後にした。