第4章 殺戮の天使
「んっ、、、」
『中也、、、?』
「ッ、、、!っ!」
『中也、、、善かった。無事で、、、』
「そりゃあこっちの台詞だ。無事で善かった。」
無意識にを抱き締め、彼女の温もりを確かめた。
---あったけぇ。ちゃんと生きてる、、、。
何故なら最後に見た彼女の姿は複数の管に繋がれ、眠っていた状態だったから。
首領からも目覚めるかは次第だと云われていたのだ。
不安で仕方がなかったのだ。
『中也、、、、苦しいよ、、、///』
「わ、悪りぃ。」
名残惜しくから離れた。
少し顔を赤らめたと目が合う。
の瞳がなんとなく、あの夜していた瞳と重なった。
「なぁ、あの夜、、、なぜ俺に抱かれたんだ?」
自然とその言葉が出ていた。
暫く無言だったは、ゆっくりと口を開いた。
『中也が善かったの、、、中也に抱いて欲しかった。』
の言葉に脳の動きが停止した。
俺が善かった、、、、?
「それって、、、」
コンコン
彼女から確信を得ようとしたタイミングでノック音が部屋に響き渡った。
??「中也くん、少しいいかね?」
「は、はい!」
声の主は首領だった。
チラッとを横目に確認すると、不安げな顔をしていた。
の手をそっと握った。
「大丈夫だ、俺がいる。」
は頷き、俺の手を握り返した。
森「中也くん任務お疲れ様、ちゃん久しぶりだね。」
首領はに視線を移した。
用は彼女にあるのだろう。
『ッお久しぶりです、森さん。』
森「早速本題に入るのだけどちゃん、ポートマフィアへ戻ってこないかい?」
『、、、、お断りします。』
森「ポートマフィアを去った人間はどうなるか知ってるかね?」
『勿論です。その覚悟もしてます。』
森「そうかね、、、、。」
緊迫した空気が部屋に立ちこめた。
森「なんて冗談だよ」