第2章 武装探偵社
芥川「羅生門、、、叢!!」
太宰「はーい、そこまで!」
眩い光が路地裏を照らした。
芥川「うっ、、、」
『谷崎くん!ナオミちゃんっ!』
樋口「貴方たちは探偵社の、、、何故ここに、、、」
太宰「美人さんの行動は気になっちゃうタチでね。こっそり聞かせてもらった」
樋口はポケットを探るとそこには盗聴器が仕込まれていた。
樋口「あの時に、、、では最初から私の計画を見抜いて、、、」
太宰「ほらほら起きなさいよぉ、敦くん。2人もおぶって帰るの嫌だよ、私。」
樋口「生きて帰すと思っているのか?」
銃を太宰に向ける樋口。
そして、太宰を庇うように前に立つ。
芥川「っくくく。やめろ、樋口。お前では勝てぬ。」
樋口「芥川先輩、、、でも!」
芥川「太宰さん、今回は退きましょう。然し人虎の身柄は必ず僕らポートマフィアが頂く。」
太宰「なんで?」
芥川「簡単なことその人虎には闇市で懸賞金がかかっている。懸賞金の額は70億、、、」
『70億、、、、。』
太宰「それは随分と景気の善い話だねぇ」
芥川「探偵社にはいずれまた伺います。ポートマフィアは必ずその70億を奪う」
太宰「では武装探偵社と戦争かい?やってみ給えよ。やれるものなら、、、」
樋口「零細企業ごときが、、我々はこの街の暗部そのもの。この街の政治、経済のことごとくに根を張る。たかが数十人の探偵社ごとき三日と持たず事務所ごと灰と消える。我々に逆らって生き残った者などいないのだぞ!」
太宰「知ってるよ、そのくらい。ねぇ〜?」
芥川「然り、他の誰より貴方たちはそれを承知している。元ポートマフィアの太宰さんとその妹のさん」