第4章 殺戮の天使
『んっ、、、、』
??「目が覚めたかぇ?」
『姐さま、、、、』
目が覚めると見覚えのある景色だった。
そこはかつての私の部屋。
そして姐さまがいた。
『何故私は此処に、、、、?』
紅葉「覚えてないのかぇ?」
列車でQを探すも見つからず、次に停車した駅でQの後ろ姿を見つけ追った。
然し、再びQを見失ったところで、、、、
ジョン「捕まえた!」
一瞬の出来事だった。
背後にいる人物に気づいた時には既に遅かった。
『ッ!!』
振り向く間も無く、私は意識を失った。
薄らと残っている記憶では誰かが何度も私の名前を呼んでいたことくらいしか覚えていなかった。
姐さんから話を聞くと、私はQの詛いのせいで制御不能となっていた。
芥川くんが私を止めてくれたこと、タイミングよく兄さんの異能力が発動し私の異能力とQの詛いを消すことに成功。
中也が私をポートマフィアへと運び込んで、医療班と森さんが治療してくれたとのことだった。
『中也は、、、、?』
紅葉「中也なら、、、、」
??「中原幹部が戻られました!」
私はその言葉を聞き、慌てて部屋を飛び出した。
見つけた彼に私は言葉を失った。
何故なら身体のあちこちから出血し、担がれていたからだ。
『中也っ!!』