第4章 殺戮の天使
太宰「然し、腑に落ちないねぇ。森さんがこんな茶番に人員を割くとは、、、」
樋口「貴方たちを守るためです。」
『守る、、、?』
樋口の言葉に太宰との顔つきが一気に変わった。
Qを座敷牢から解き放った、、、、。
『そ、、、んな、、、』
太宰「莫迦な、、、。何を解き放ったか判っているのか?Qは敵も味方も全てを滅ぼす歩く厄災だ。」
樋口「闘争を征するためならば、ポートマフィアは手段を選びません。」
『兄さん、、、、』
太宰「はっ、しまった!行くよ!敦くんたちが、、、!」
太宰の声には慌てて駅へと駆け出した。
『はっ、、、敦くん!!やめて!!』
駅に着くと目の前の光景に唖然とした。
太宰「くっ、、やめるんだ敦くん、よく見ろ!!」
敦「えっ、、、」
ナオミ「くっ、、、敦さん、、、やめて、、、」
目から血を流す敦はナオミの首を締めていたのだ。
ナオミの足元には怯え切った春野の姿もあった。
そう、敦はQの詛いにかかっていたのだ。
『ナオミちゃん!春野さん!』
太宰「消えろ、、、異能力"人間失格"」
太宰はベンチにあったQの人形を手に取り、異能力を発動した。
すると人形は消えたと同時に汽車の汽笛が鳴り響いた。
Q「太宰さんの新しいお友達って壊れやすいんだね〜」
太宰「ッ!」
Q「でもいいんだ!太宰さんを壊す楽しみが残っているもの!僕を閉じ込めたお礼に、いっぱい苦しめて壊してあげるね!」
太宰「次は封印などしない。心臓をくり抜く、、、。っ、頼んでいいかい?」
太宰の言葉には頷き、動き出した汽車に飛び乗った。
Q「また遊ぼうね〜!太宰さ〜ん!」
太宰「頼んだよ、、、。」
太宰はQをに任せたのであった。
然し、この数時間後ヨコハマの街はQの詛いとの異能力で地獄と化するのであった、、、、。