• テキストサイズ

綺麗な薔薇には棘がある

第3章 好きなモノ


『覚えててくれたの、、、?』

「ああ、遅くなっちまったがな、、、。一緒に行ってくれるか?」


まさか中也も覚えていてくれたなんて、、、、。
すごく嬉しかった。

答えはもちろん、、、


『うん、、、中也と一緒にお祭りに行きたい、、、』

「、他に行きてぇとこねぇか?」

『他に、、、、?』

「ああ。手前が行きてぇとこ、俺が全部連れてってやる。」

『水族館も行ってみたい。』

「おう。」

「温泉も行ってみたい。』

「ああ。」

『あとは、、、』

「ふはっ!ンな急に思いつかねぇだろ。思いついた時に云えばいい。」

『もう、笑わないでよ。』

「悪ぃ、悪ぃ。必死に考えてる手前がつい、面白くってよぉ。」

『中也の莫迦、、、、。』

そう云えば、突然彼に名前を呼ばれる。
目線を彼に向ければ、、、、


『ッ、、、、///』

真剣な瞳をした中也と目が合った。

「すんげぇ、可愛い。」

そう云い乍ら、私の顎に手を添える中也。

『ち、中也、、、?』

中也の顔がドンドン近付いてきた。

離れなきゃ、、、、。頭では判っている。

でも本当はこの先の展開に期待をしていた。


鼻先が触れ、あと数ミリで唇が重なり合う、、、、



その時だった。


??「はーい、そこまでぇ!」





/ 257ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp