第3章 好きなモノ
『ご馳走様でした。』
「これからはちゃんと食えよ?」
『うん。』
「あと、手前は今日と明日は仕事を休め。首領からの命令だ。」
『えっ?、、、そんな急に、、、?』
なんと中也は部屋を出たほんの数分のうちに、森の元へ足を運びを休ませるよう頼んでいたのだ。
中也の頼みに、森は快く承諾した。
森自身もが心配だったのだ。
ポートマフィアのために休むことなく、黙々と働くを休ませようとしたものの、云うことを聞いてくれなかったからだ。
中也と出逢い、に変化が生まれたことに森は気づいていた。
彼ならを変えることができるかもしれない、、、。
そう森は思ったのだった。
「たまには買い物したり、やりたい事やれ!」
『やりたい事、、、?』
「ねぇのか?」
『判らない、、、。』
「なら、明日は俺と出掛けようぜ、、、あっ、いや!手前が暇だったらな!!」
自分でも驚いた。
無意識にをデェトに誘っていたから。
慌てて訂正をしたものの、、、
『うん、行く。』
はすんなりとOKしてくれたのであった。
「じゃあ、明日迎えにくる。」
『うん。』
相変わらず無表情の。
いつもなら少しは笑えよとか思っちまうのに、こん時の俺は何故か舞い上がっていたので全く気にならなかった。