第19章 甘い物はほどほどに
時は遡ること数時間前、、、
『うん、いい感じ。あとはラッピングだけだね』
瞳をキラキラと輝かせる鏡花とルーシー、そんな二人を愛しい瞳で眺めるの姿が喫茶処うずまきにあった。
今日は2月14日、ヴァレンタインデー
前日の13日、鏡花がに探偵社の皆んなに猪口齢糖を作りたいから作り方を教えて欲しいと頼んだ。
も中也には勿論、探偵社の皆んなに渡す為に作るつもりでいたので快くOKを出した。
するとその話をうずまきでしていた事もあり、話を訊いていたルーシーが私も!っと手を挙げた。
そんなこんなでマスターの心遣いもあり、うずまきのキッチンを使わせてもらっているのだ。
鏡花「出来た、、、」
ルーシー「私も出来たわ!」
『二人とも凄く上手に出来たね!、、、これは誰か特別な人にあげるの?』
鏡花とルーシーそれぞれの手には一つだけラッピングが違った箱が握られていた。
の言葉に二人は少し顔を赤らめ頷くのであった。
可愛らしい二人にはほっこりした。
太宰「わぁー、とても美味しそうな香りだね!」
『兄さんまたサボったの?国木田さんに怒られるわよ』
太宰「失礼だなぁ、今日はちゃーんと仕事したさ!だからご褒美に、、、、」
あーんと大きく口を開ける太宰にはため息を吐き乍らも猪口齢糖を一粒取り、太宰の口へ放り込んだ。
太宰「んぅ〜!やっぱりが作る猪口齢糖が一番美味しいよ!もう一つ食べさせてくれたまえ、、、ったぁい!!」