第17章 愛しい君
『そうなんだ、、、、。』
「どちみち処刑は確実だったからな」
共喰い事件解決の翌日、佐々木が遺体で発見された。
額を銃で撃ち抜かれていたらしい。
遺書などは見つからなかったが恐らく自殺であろう。
太宰曰く、佐々木と手を組んでいたのは鼠だろうとのこと。
そうとなれば処刑は確実だ。
の記憶を奪ったのは探偵社やポートマフィアの情報を得ること、そして自身を孤独にする為であったとのことなのだ。
太宰から聞かされたの秘密、、、、
"今後は必ず狙われる"
そう太宰は云い切った。
嘘であってほしいと思ったが奴の瞳に嘘はない。
今回の事件でと別れようとしたが、やはり俺にはしかいないと改めて気付いた。
絶対にを守る。
奴らにを渡すわけにはいかない。
何があってもを守る、そして愛し続けると俺は誓った。