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綺麗な薔薇には棘がある
第17章 愛しい君
"、、、愛してる"
この言葉を聞いた瞬間、全てを思い出した。
中也との記憶を、、、
大好きな、私の愛しい人のことを、、、
『中也、、、中也!!』
「っ、、、」
再び中也の胸の中へ飛び込んだ。
久々に感じる中也の温もりに涙が溢れ、何度も謝った。
そんな私に中也は溢れる涙を拭いながら
「おかえり、」
そう優しく言葉をかけてくれた。
『ッ、、、ただいま!』
暗く、長い夜に光が差し込んだのであった。
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