第16章 共喰い
太宰「ッん、、、、、、、?」
『兄さん!、、、善かった、、、』
太宰「何故此処にいるんだい?私は君の両親を、、、」
『私の家族は"兄さんだけ"だから』
太宰「、、、、」
『探偵社の皆んなが社長を安全な場所へ移動させた。後は共喰いの異能力者の居場所さえ判ればいいんだけど、、、兄さん?』
太宰はを抱き締めていた。
太宰「、、、すまなかった」
『兄さん、、、織田作って人知ってる?』
太宰「勿論だとも、織田作のこと思い出したのかい?」
『まだ思い出せない、、、でもその人に云われた。人を救えって。だから私探偵社で、、、兄さんと一緒に人を助ける。それが私に唯一できる償いだから、、、』
太宰「ッ!、、、そうかい。ならまずはプシュキンを捕まえなくてはね」
そこからは早かった。
夏目先生からの手助け、敦くんたちの活躍、そして元組合(ギルド)の長、フィッツジェラルドの登場によりフョードルとプシュキンを捕まえることができ、無事に社長を救うことができたのだ。
そして私の記憶は、、、、