第16章 共喰い
佐々木「中也さん、、、その、、余計なことをしてすみませんでした」
「いや、いつかは彼奴に知られるんだ。それには昔の記憶がない方が幸せな筈だ」
佐々木「中也さん、、、私じゃダメですか?」
「何云ってんだ、、、」
佐々木「私なら絶対に裏切りません。誕生日にもらったブレスレットも大切な人からの物であれば忘れません!」
「ッ!、、、悪いが今はそんな気になんねぇ。それより俺らは仮面ノ暗殺者を見つけ出すぞ」
佐々木「ッ、、、はい。」
と別れてから数日が経った。
此処最近ヨコハマでは異能力者が襲われている。
そんな勝手なことをしている奴を俺たちは許すわけにはいかねぇ。
の記憶を奪った奴は未だに探しているが、手がかりはない。
は今のままの方が幸せなのかもしんねぇと思い始めていた。
うちの情報がバレたとしても構わない、首領もそれは承知の上。
本当は首領はの記憶が失くなったことで自分のことを忘れられたのがショックだったらしい。
それで神田の捜索をすることになったのだ。
然し、今は仮面ノ暗殺者を見つけ出し捕まえる方が先決だ。
そんな矢先、探偵社社長が襲われたと情報が入った。
少しのことが気になったが、には太宰や探偵社の奴らがいる。
「梶井か?ちょっと調べて欲しいことがあるんだが、、、」