第16章 共喰い
『えっ、社長が、、、?』
太宰「ああ、恐らく犯人は、、、、」
"仮面ノ暗殺者"
ここ最近ヨコハマで異能力者が次々と襲われているらしいのだ。
宙を歩き、突然攻撃を仕掛けてくるとのこと。
太宰「心配しなくてもポートマフィアは恐らく犯人の目星は付けている筈さ」
『ッ、、、、』
兄さんの言葉で中也さんの顔が浮かんだ。
最後に見た彼の顔はとても悲しそうだった。
あんな顔にさせたのは私のせいだろう。
でも私たちは敵同士なのだ。
二度と逢っちゃいけない。
何故か脳裏にその言葉が焼き付いていた。
太宰「、、、、?」
『ッ!なんでもない。兎に角社長を助ける方法を見つけないと』