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綺麗な薔薇には棘がある

第15章 悪夢の始まり


「よぉ、さっきは吃驚させて悪かったな。俺は中原中也だ。手前とは昔馴染みだ」

『中原さん、、、、すみません。全く思い出せなくて、、、』

「謝る必要なんてねぇよ、手前は悪くねぇ。」

『、、、ありがとうございます、優しいんですね。"中原さん"は』

「ンなことねぇよ、、、、」

中原さんと呼ばれるたびに胸が締め付けられた。

夢だと思いたかった、然しこれは現実だ。


『あの、、、中原さん。』

「ん?なんだぁ?」

『私と中原さんってどういう関係ですか?』

「ッ、、、友達みてぇなもんだな!」

『やっぱり、、、、』

「やっぱりって?」

『中原さんと顔を見ると安心するんです、、、、とても』

「ッ!、、、そうか!また逢いにきてもいいか?」

『はい、勿論!』


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