第14章 一年の最後と始まり
「んっ、、、っ、、、バシッ)いで!!ッなんで手前がいんだよ!!!」
ふわっと香る匂いはだとすぐ判った。
彼女を抱き締めようとした途端突然殴られたのだ。
まだふわふわとする頭を起こし、目を開けると予想外の人物がいたのだ。
太宰「五月蝿い、中也。なんだ、もう起きたの?」
「ってか此処何処だよ!!」
『あっ、起きた?』
ひょっこりと顔を出す、周りを見渡せば綺麗に整頓されている部屋だ。
所々女らしさもある家具に俺はやっと気付いたのだ。
「!ってことは、、、」
太宰「うふふ、此処は私との愛の巣、、、」
『じゃないでしょ、此処は私の部屋で兄さんは隣の部屋でしょ。』
「なんで俺がの部屋に?」
太宰「はぁー、酔って寝てる君を放って帰るのは可哀想だとが云うもんでねぇ、仕方なくだよ」
『ごめんね、中也の家に連れて帰ろうと思ったんだけど兄さんが付いてこようとして、、、』
「いや、こっちこそすまねぇ。寝ちまったんだな、、、ってか今何時だ!!」
『ふふ、まだ年明け前だよ』
「よかった、、、、つうか手前はいつまで此処にいんだよ!!」
太宰「いつまでってずっとだけど?」
「はぁー!?」
中也の叫び声が探偵社の寮内に響き渡ったのであった。