第14章 一年の最後と始まり
「げっ、、、な、なんで、、、手前探偵社がいんだよぉー!!!」
店内に中也の叫び声が響き渡った。
無事仕事納めもし、皆で居酒屋にやってきたのだ。
座敷に通された瞬間、聞き覚えのある声がした。
嫌な予感がした。
樋口「あ、貴方たちは!!」
芥川「太宰さんっ!!」
敦「芥川!?」
太宰「やぁ!」
なんと隣の座敷にいたのは探偵社だったのだ。
最悪だ、年明け前に糞太宰の顔を見るとは、、、。
だが、がいることで最悪な気持ちはかなり半減する。
ところが、そのの姿がないのだ。
「おい、は?」
太宰「ならもうすぐ来るよ!あっ、きたきた!〜」
『兄さん!私の服返して!、、、えっ、、中也??』
「なっ///、、、なんつー格好してんだぁ!!」
太宰を除く、その場にいた男は全員赤面する。
立原に関しては鼻血が出る始末だ。
太宰「うふふ、やっぱりよく似合うよ!女給服♡」
そう、は女給服を着ているのだ。
与謝野「懐かしいねぇ、アンタたちの初めての依頼の時のだっけぇ?」
「依頼だと?」
与謝野「ああ、今流行りのメイド喫茶ってのがあんだろ?そこに少しばかり潜入が必要だったんだ。まぁ見ての通り可愛いだ、潜入なんて容易かったもんだ」
女医の言葉に俺は完全なる嫉妬をした。
の可愛い女給姿を俺以外の男どもが先に見ていたなんて。
「くっ、、、、酒だぁー!!!ありったけの酒持ってこい!!」
太宰「ぷっぷー、お酒弱いのに強がっちゃって。そんなに嫌だったかい?の女給姿を他の男に見られて」
「っるせぇ!!ンなの当たり前ぇだろ!!は俺の女だ!」
酒に酔った中也は大声で叫ぶ、そんな中也の言葉には赤面するのであった。
----あんなに堂々と云われると嬉しいけどやっぱり恥ずかしい。。。
与謝野「やるねぇー、アンタの彼氏」
国木田「うっ、、、」
敦「く、国木田さん!!あ、明日の初詣楽しみですね!!」
樋口「はい、先輩!いっぱい食べて下さいね!」
芥川「樋口、僕(やつがれ)のペースで食べる!余計なことをするな!」
気が付けば、探偵社とポートマフィアの合同忘年会になっていた。