• テキストサイズ

綺麗な薔薇には棘がある

第13章 聖夜の夜に、、、


子供「わー!綺麗!」

カップル「可愛いね!/そうだな!」

子供「トナカイさん!風船頂戴!」

ニコニコと微笑む餓鬼に俺は愛想笑いをしながら風船を渡す。

「はぁ、、、なんで俺がこんな格好で、、、」

ここは水族館、クリスマスイブのせいか家族連れやカップルがやけに多い。

ふざけた格好をしているが、これは立派な仕事。

実はここの水族館は銃や麻薬を密輸している噂があるのだ。

その真相を暴くべく、俺たちはイベント会社を装いここに潜入しているのだ。

男「お姉さん!すげぇ美人!!この後空いて、、、うぐ」

「すみませんねぇー、お触り禁止だ。お兄さん」

男「お前!!ッ、、、!なんだこれ、、身体が動かない!!ってぇ!!」

「いいかぁ?見るのは構わねぇが、お触りは禁止だぜ?」

男「す、すみませんでしたー!!!」

颯爽と逃げ出す男を鼻で笑う。

「手前も嫌がるそぶりくれぇしろ!」

『うん、ありがとう。中也』

「お、おう///』

やはりの人気はえぐかった。

美人でスタイルの善い彼女に男どもは皆見惚れていた。

そのせいで喧嘩するカップルも少なくはなかった。

に近づく男どもを成敗し、そして時間は過ぎて行った。

なかなか密輸らしき行動を見せない奴らに諦めモードになる俺。

『御手洗行ってくる』

「おお」


がトイレに出てから数十分が経った。

----遅せぇな、、、
何かあったんじゃ、、、

なかなか戻らないが心配になり、探しに行こうとした時だった、、、、。

"捕まえた"とから無線が入り、俺はすぐさまバックヤードへと向かった。


/ 257ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp