第3章 好きなモノ
太宰「ただいまぁ!」
中也と再会した夜、兄さんはケロッとした顔で帰ってきた。
然し、いつもと違うのは、、、、
『怪我してるじゃない!もしかしてポートマフィアに、、、?』
太宰「まぁね、敦くんのことでね?」
頬から血を流し、傷だらけの太宰をは慌てて手当てをする。
太宰「ふふ、手際がいいねぇ』
『誰かさんのせいよ。』
太宰「ふふ、照れるなぁ」
は素早く手当てを済ませ、ため息をつく。
そんなに太宰は、、、
太宰「中也に逢ったよ、私の予言通りおチビさんのままだ、、、、その顔はもう逢ったのだね?」
コクンと頷く。
太宰「四年ぶりの再会はどうだった?」
『うん、、、私のこと探してくれてたって、、、』
太宰「うん」
『ポートマフィアに戻ってこないか?って、、、』
太宰「戻るかい?」
『戻らない、、、。私は人を救う側になったから、、、』
太宰「そうかい。でも、中也と逢うんでしょ?」
ギクリ
珍しくは慌てた。
中也と逢うことは二人だけの秘密だからだ。
それに太宰がそれを知れば、必ず邪魔しにくるのだ。
『、、、逢わない。』
太宰「そうなのかい?てっきりもう連絡先まで交換して、デェトの日程まだ決めてるかと予想してたのに」
ギクリ
『そ、、、んな訳ないじゃない。』
全て大宰の云う通りだった。
あのあとすぐに中也からメッセージが来た。
明後日なら都合がつくとのこと。
ちょうども休みだったこともあり、明後日逢うことになったのだ。
流石に明後日に逢うことは判らないだろう、、、。
太宰の勘が当たらないことを祈ったであった。