第12章 服を贈る理由
織田作「ん?太宰たちはまだか。」
ここはLupin、太宰たちの行きつけの酒場。
太宰たちはまだ来ていないようだ。
マスターから何を飲むかと問われるは小さな声でトマトジュースと答える。
実はにトマトジュースを教えたのは安吾。
太宰が初めてを連れてきた時、に酒を呑ませようとする太宰を止め、トマトジュースを勧めたのが安吾なのだ。
織田作「そういや、その服どうしたんだ?」
は中也からの贈り物だと答え、本当は中也と出かける予定だったことを話したのだ。
織田作「よかったな。きっと中原もその服を着たと出かけたかったはずだ。今度から誘ってやったらどうだ?」
『私から、、、?』
織田作「いつも中原から誘われてるだろ?たまにはお前から誘ってやれ。中原もきっと喜ぶぞ」
----何故、私から誘ったら中也は喜ぶのだろう
には織田作の言葉の意味が理解出来なかった。
然し、中也の喜ぶ顔が見たいと思ったは、、、
『うん、判った』