第12章 服を贈る理由
太宰「おまたせー!、、、その服どうしたんだい?」
安吾と共に数分遅れてやってきた太宰はの服が違うことに気付く。
太宰の問いには中也がくれたと答えると太宰は、、、
太宰「中也だって?、、、!今すぐ脱ぎたまえ、男が女性に洋服を贈る理由を知っているかい!?」
安吾「太宰くん、落ち着いて下さい!」
織田作「落ち着け、太宰」
中也からの贈り物であると知った太宰は目の色を変え、の服を脱がそうとする。
そんな太宰を安吾と織田作は押さえつけ、落ち着かせる。
太宰「中也の奴め、、、私のなのにぃ、、、」
安吾「そうですね。小声)さんとっても似合っていますよ。」
太宰「ねぇ、安吾聞いているかい??」
安吾「はい、聞いておりますとも。幹部殿」
暫くするとお酒も入ったこともあり、太宰は安吾に中也の悪口を長々と話す。
そんな太宰の愚痴を適当に相槌を打ち乍ら安吾は微笑み、によく似合っていると小声で伝えた。
は小さく会釈をし、織田作へ質問をする。
『ねぇ、織田作。兄さんが云っていた男性が女性に服を贈る理由ってなに?』
織田作「ん?、、、ぁあ。それはだな、、、」
太宰「その服を脱がせたいって意味だよ!!?いいかい、男はねみーんな肉食獣なのだよぉ!!」
『どうして中也が私の服を脱がせたいの?』
太宰「そんなの、、ぅぐ」
織田作「さっきの太宰の言葉は忘れろ。別に中原はそんな意味でお前に服を贈った訳じゃない」
の言葉に太宰が答えようとするとそれを安吾が阻止し、代わりに織田作が答えたのだ。
『そうなんだ。』