第2章 武装探偵社
を探偵社まで送っている最中にふと彼女の腕に着いているモノに目がいった。
「まだそれ着けてくれてたんだな。」
『うん、私の宝物だから、、、』
彼女の15歳の誕生日の時に贈呈品(プレゼント)したブレスレットだ。
今も大切に身につけてくれていたことがすげぇ嬉しかった。
ってことはは俺のことを想ってくれてるってことか?
いや、は恋愛にはかなり疎い。
それもこれもあのシスコン野郎のせいだ。
彼女のことだ、俺のことは大切な仲間の1人の認識だろう。
嬉しいことではあるが、やはり異性として、、見てほしいもんだ。
そうこうしているうちに車は目的地へと到着した。
「ほら、着いたぜ?姫さん。」
『ありがとう、中也』
「じゃあまた連絡する」
『うん、待ってるね。』
車から降りようとするの手を掴んだ。
『?、、、、ッ!!///』
ちゅっとリップ音が車内に響いた。
「またな!」
は頬を抑えながら頷いた。
四年の間に美しくなっていた。
彼女の反応一つ一つが可愛く、つい苛めちまう。
ある程度の話もできた。
だが、1番聞きたかったことは聞けなかった。
何故あの夜、俺に抱かれたのか、、、。