第10章 六年前の悪夢
『兄さん、、、、?、、、ッ!!』
夕方、突然兄さんに呼び出された。
場所は古びた倉庫、何故こんなところに呼び出されたのかは不明。
然し、兄さんどころか、人の気配すら感じなかった。
少し奥へと入った瞬間、私は意識を失った、、、、。
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『んっ、、、、』
目覚めると見覚えのない場所だった。
何処かに監禁されているようだ。
無機質な部屋にはベッド以外には何もなく、部屋の至る所に監視カメラが設置されているのが判った。
脱出しないと、、、、
そんなことを考えていた時だった。
ガチャ)
突然扉が開いたのだ。
扉を開け、中に入ってきた人物に私は目を見開いた。
『、、、安吾さん、、、?どうして、、、』
安吾「さん、お久しぶりです。手荒なことをして申し訳ありません。太宰くんから貴女を保護するように云われまして、、、」
『保護、、、?何故?』
私の問いに安吾さんはゆっくりと話し始めた。
その内容に私は驚愕した、、、、
白麒麟が動き始めたこと
そして、、、、
『兄さんが裏切った、、、、?』