第9章 旅にはハプニングがつきもの
楽しいことはあっという間、、、
まさにその言葉通りだった。
翌日は早々に宿をチェックアウトし、少し箱根を観光してヨコハマに戻ってきたのである。
今は車でを家まで送っている最中であった。
「旅にはハプニングが付きものっていうが、本当にそうだったな。」
『ふふ、そうだね。でも凄く楽しかった。ありがとう。』
「また行こうな!今度はうんと離れたところにするか!」
『ふふ、、、うん。楽しみにしてる』
にっこりと花のような笑顔で笑う、然しふとした瞬間少し寂しそうな表情をしたのだ。
なんとなく察した。
俺も同じ気持ちだからだ、、、、。
そして車はあっという間に彼女の家の近くに着いた。
は礼を云い車を降りようとドアノブに手をかけようとするも動きが止まった。
何故なら、、、、
『中也、、、?』
俺が彼女の手を掴んだからだ。
「なぁ、、、太宰は帰ってんのか?」
『兄さんは明日になるって云ってたけど、、、』
「なら、、、、俺の家来ないか?二日間一緒にはいたが、やっぱり足りねぇ」
俺の言葉には頷き、言葉を続けた、、、
『私も、、、もう少し中也と一緒にいたい、、、』
自然と頬が緩んだ。
「よし、なら行くか!」
俺はアクセルを踏み、目的地へと向かったのであった。
ついでだが、勿論この日もを抱いた。
ついつい盛り上がり、3回もヤッた。
流石にに怒られたので、これからは少し抑えようと心に誓った日でもあった。