第9章 旅にはハプニングがつきもの
「はぁー、、、ったく彼奴らのせいで疲れを癒すどころかさらに疲れたぜ、、、、」
『でも、新しい温泉を掘り当てたからって弁償はしなくて善かったんでしょ?』
「まぁな、、、それが不幸中の幸いだぜ、、、。」
梶井が男湯を爆破し、めちゃくちゃになったものの新しい温泉を掘り当てたことにより、旅館の人間は大盛り上がり。
怒られるどころか、感謝されたのであった。
然し、と二人きりでのんびりと過ごせると思っていた中也にとっては散々な一日であった。
「すまねぇ、、、せっかく手前とゆっくりと過ごせると思ってたのに、、、」
謝る中也には首を横に振り、中也に抱きついた。
『中也、、、さっきも云ったけど凄く楽しいよ。それに、、、中也が仲間に囲まれている所も見れたもの。凄くいい旅行だった。』
「、、、、ありがとな」
はにっこりと微笑み、言葉を続けた。
『ねぇ、中也、、、、』
の言葉に中也は彼女をベッドへと押し倒した。
「ッ!、、今日は朝まで寝かせねぇからな、、、」
ギラギラした瞳がを写す。
は頷き、中也の首に腕を巻きつけた、、、
薄暗い部屋に写る二つの影はいつの間にか一つに重なっていた。
"ねぇ、中也、、、さっきの続きして?"
中也の宣言通り、二人は朝方まで愛し合ったそうだ、、、、。