第9章 旅にはハプニングがつきもの
未だにおでこをさするに中也はフッと笑うと、軽く口付けをした。
突然のことには"急にやめてよ"と顔を真っ赤に染めた。
そんなに中也は、、、、
「浴衣すげぇ、似合ってる、、、」
そう云い、彼女の頬を優しく撫でた。
中也の言葉にも彼を見ると、いつもと違う浴衣姿の中也にドキッと胸が高鳴った。
『中也も凄く似合ってる、、、』
甘い空気が二人を包み込んだ。
自然と互いの距離が近づき、唇が重なる、、、寸前のところで
樋口「せんぱーい!!あれ??此処で待ってるって立原から聞いたのに、、、、」
広津「おや、彼はいませんか?、、、部屋にでも戻ったのではなかろうか、、、」
樋口「ちゃんと先輩温泉に浸かりましたか?」
広津「ええ、中原殿がしっかりと彼を湯に浸からせておりました」
立原「あれ?芥川の兄貴は?」
『ッ、、、中也、、、?』
「静かにしてろ」
樋口の声がしたと同時に中也はの手を引っ張り、自販機の横に隠れたのだ。
ちょうど自販機の横は壁の出っ張りがあり、向こうからは死角で見えない。
中也が隠れた理由はの可愛い浴衣姿を見られたくなかったからだ。
いつもと違う格好で、頬を赤らめるに中也は興奮していた。
『ッぁ、、、』
「ンだよ、、、そんなエロい声出して、、、」
『だって、、、中也が、、、あっン、、』
「俺がなんだ、、、?」
中也はの脚の間に自身の右足を入れ込み、膝でを刺激していたのだ。
本気で嫌がれば突き飛ばすだろう。
然し嫌がるのは口だけで、身体にはほとんど力が入っていない。
「すげぇ、可愛い、、、」
『ッぁ、、、ンん』
首筋に吸いつかれ、膝で刺激をされるはされるがままだった。
「声抑えねぇと彼奴らに聞かれるぜ、、、?」