第9章 旅にはハプニングがつきもの
『芥川くん、、、もう上がったの?』
芥川「さん、、、はい///」
樋口からの熱い視線に耐えられず、逃げるように温泉を上がったは中也と待ち合わせのため、待合室で彼を待つことに、、、
するとそこには芥川がいたのであった。
芥川が頬を赤らめている理由は、が浴衣姿であったからだ。
いつも下ろしている髪はまとめ上げられ彼女の白い頸が見えていた。
いつもと違う妖艶なに芥川は頬を赤らめたのだ。
『訊いたよ、敦くんと共闘して組合の長を倒したんでしょ?強くなったね。』
芥川「あ、あれは仕方がなく、、、。それに僕はまだまだ強くならなければ、、、、」
『ふふ、敦くんも同じこと云ってた。君たち似てるね』
芥川「なっ!!!あの、、、さん」
『なに?』
芥川「その、、、僕の呼び名も、、、その、、、」
突然モジモジとしだす芥川、は消え入りそうな声で話す芥川の声に耳をすませ、彼の云った言葉を訊きとった。
そして少し頭を悩ませた。
そんな彼女に芥川は、、、
芥川「いや!今のは忘れて下さい!!///」
慌てる芥川には、、、
『龍ちゃんはどう??』
芥川「龍ちゃん、、、ですか?」
目をぱちくりさせる芥川
『いやかな、、、?龍之介って少し長いし、それに銀ちゃんって呼んでるから』
芥川「大丈夫です。」
芥川は敦が下の名前で呼ばれているのが、悔しかった。
自分の方がとの付き合いは長いからだ。
それでつい云ってしまったのだ。
下の名前で呼んで欲しいと、、、、
正直なところ、龍ちゃんは恥ずかしい。
でもが一生懸命自分のために考えてくれたのが嬉しかったのだ。
『ふふ、じゃあ龍ちゃんね!』
「は、はい///」
にっこりと微笑むに芥川は再び頬を赤らめた。