第9章 旅にはハプニングがつきもの
一方女子風呂は、、、、
樋口「ぁあーー!!!貴女は探偵社のっ!!!」
突然大声を上げる樋口には吃驚するも、中也の叫び声の原因はこれであったのかと冷静に判断した。
『ど、どうも、、、、あっ、銀ちゃん』
銀「さん、、、、」
樋口「もしかして中也さんとですか?先ほど、男湯の方で似た声が聞こえたのですが、、、」
『うん、銀ちゃんたちはどうして此処に、、、?』
銀「兄の療養で、、、、でも首領は私たちも疲れを癒してこいと云ってくれたので」
『そうなんだ、芥川くんお風呂苦手だもんね』
樋口「本当は私もお供したかったのですが、流石にマズイと立原達に云われてしまい、、、、」
しょぼんとする樋口に"それはそうだね"とは返した。
折角だし一緒にゆっくりしようと提案をすれば快く頷く二人には少しホッとした。
探偵社とポートマフィアは敵組織だからだ。
今は休戦中ではあるが、いつまた戦うことになるか判らない。
の中ではポートマフィアは家族のまま変わらない。
正直あまり戦いたくはないのだ。
向こうも敵意がない事がわかりはホッとしたのだ。
『ふぅー、気持ちいいね』
銀「はい、とても、、、」
と銀は温泉で癒されていた。
隣の男子湯からは騒がしい声がし、時折樋口が大声で叫び中也に怒られるカオスな状態ではあるが、二人は気にすることもなかった。
のんびりする二人とは裏腹に樋口はと銀を交互にじーっと見る。
『な、なに?、、、樋口さん、、、』
樋口「、、、大きい、、、」
ぽつんと呟く樋口にと銀は反射的に胸を隠す。
樋口「少し触らせてもらえますか?」
『ダメです!』
「おい樋口!!に触んなよ!!銀!樋口がに変なことしねぇかしっかり見張っとけー!!!」
そう叫ぶ中也には顔を真っ赤にするのであった、、、