第9章 旅にはハプニングがつきもの
其処にいたのはなんと、、、、
芥川、立原、広津、梶井だ。
「なんで手前らがいんだよォ!!!」
そして冒頭に戻る、、、、
広津の話によれば、此処の温泉は傷などに効くらしい。
首領からたまにはゆっくりしてこいとのこと、そして芥川の療養も兼ねて温泉にやってきたそうだ。
"いつからこんなにホワイト企業になったんだ"と心の中で呟く中也に立原は何故中也が此処にいるのかと尋ねた。
中也はまぁちょっとな、、、っとはぐらかす。
勿論、俺とが付き合っていることは全員知っているが、がいると知れば、此奴らは絶対に彼女に絡むはず。特に芥川の立原あたりだ。
可愛い彼女を独り占めしたい中也は必死に隠そうとした。
然し、、、、、
??「ぁあーー!!!貴女は探偵社のっ!!!」
隣にある女湯の脱衣所から樋口の大きな声が響いてきた。
バレた、、、、
まさか樋口たちも来ていたとは、、、、
樋口の叫び声を聞き、立原は中也がと旅行に来ていることに気付いた。
立原「中也さんやるっすねー」
広津「立原。中原殿は休暇だが、我々は任務だ」
立原「わーってるよ、じいさん。ほら、芥川の兄貴!風呂に入りますよ!!」
芥川「触るな!僕はあとで入る!」
"絶対嘘だろ。"と心の中で呟く中也、広津や立原は必死に芥川を捕まえようとし、そんな二人から逃げる芥川、そして梶井は一人で温泉についてベラベラ喋っている。
まさにカオス
一人でのんびり温泉に浸かれると思っていただけに肩をがっくしと落とす中也。
放っておけば善いものの、情に熱い中也は結局、、、
「ほら、芥川行くぞ!!なんでそんなに風呂が嫌なんだ!」
芥川「敵に襲われた際に何も出来ないが故、、、、」
---成る程な、、、此奴の異能力、羅生門は外套がないと意味がない。
つまり、裸の時が一番無防備ということだ。
中也は芥川の言葉に納得した。
「ンなの、敵が来たら俺達がぶっ倒してやる!心配すんな!それにさっさと湯に浸かればすぐに解放されるぞ?」
芥川「ッ!!、、、、、行きます。」
中也の言葉に芥川は納得し、大人しく服を脱ぎ始めた。
立原「流石、中也さん!」
広津「お見事です」
「よしっ、浸かるぞ!!」