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綺麗な薔薇には棘がある

第2章 武装探偵社


太宰「ほら、早く。まーだーかーなー」

「ッくっ、、、、!」

突き刺したナイフは太宰の顔スレスレで壁にめり込んだ。

まただ。
今回も太宰にしてやられたのだ。

太宰「なーんだ、止めるの?私のせいで組織を追われる中也ってのも素敵だったのに、、、」

「まさか、、、、」

"1番は敦くんだ、、、、"

ふと先程太宰が云った言葉が頭によぎった。

「ってことは2番目の目的は俺に今の最悪な選択をさせること」

太宰「ふっ、、、」

「むしろ手前が俺に嫌がらせをする為に待ってたってことか」

太宰「久しぶりの再会なんだ、このくらいのサプライズは当然だよ」

「死なす、、、絶対此奴、いつか死なす、、、」

太宰「ところで鎖を壊して私を解放したのは君だよねぇ?私がこのまま逃げたら君が逃亡ほう助の疑いをかけられるよぉ」

「手前っ!!」

太宰「君が云うことを聞くなら、探偵社の誰かが助けに来たふうに偽装してもいい」

「それを信じろってかぁ?」

太宰「私はこういう取引でウソはつかない、、、知ってると思うけど」


「手前っ、、、望みはなんだよ」


太宰「さっき云ったよ、、、」

奴の望みは人虎についてだった。
その件は俺は関わっていない、芥川の野郎のことだ。

奴のやりそうなことを伝えた。

のことを聞きたかった。
然し、この状況では俺からは聞きたくなかった、、、。

そん時だ。

太宰「なら元気だよ。彼女も私と同じで探偵社で働いている。彼氏は、、、、勿論いないよ!」

「そーかよ。」

太宰にはそう云ったが、正直めちゃくちゃ安心した。
彼氏がいねぇんだ、今度こそ彼奴を俺の女にする、、、、、。

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