第1章 素直になれなくて(舞&光秀&家康)R18 有
「!!!どこ行ってたの!昨日探したんだよ。何この文の内容。」
「家康…心配かけてごめんなさい。信長様の所にまず報告に行ってくるからちょっと待っててね」
「わかった。体は大丈夫?」
(!?)
「うん…」
「誰かに乱暴された?」
「え?ううん?」
「…。」
信長の御前に行き、光秀から預かった文を渡すと…
「貴様は俺の縁起物だと言ったろう。勝手に帰るなど言語道断だ。また光秀を監視につけるからしばらくおとなしくしていろ。町に出る時も秀吉と行け。分かったな。貴様の居場所はここだ。寂しくなったら俺に言え。慰めてやる。」
と、軽く怒られただけで、何のお咎めもなかった。
その後に心配したんだぞと、秀吉にこってりと叱られた。
その後家康の部屋まで向かった。
「家康…?」
「入っていいよ」
「お邪魔します」
「秀吉さんに怒られてたの?」
「うん。」
「あんたの事すごい心配してたからね。」
「まぁいいけど、、故郷に帰るって書いてたけどさ、別に挨拶して行けば良かったんじゃないの?」
「すごく遠くてもう本当は帰って来れないって覚悟して行ったから、みんなの顔見たら気持ちが変わりそうで。でも、どうしても家康にだけは…御礼を伝えたくて、羽織も贈れてないし、それで文を書いたの。みんなに良くして貰ってたけど、家康は私にとって特別だから」
「光秀さんには書かなかったの?」
「うん。でも。光秀さんにもちゃんと想いを伝えて、光秀さんがお城に連れ戻してくれたの。」
「なんだ…。そっか期待しちゃった。」