第6章 そっち系?
か、カラ松くんにチョロ松くんに一松くんに十四松くんにトド松くん…!?!
なんで全員集合しちゃってるの!?
普段は悲しくなるくらい全員バラバラなのに!!
私がおそ松くんのことを拘束している最中に、タイミング悪く弟達が入ってきてしまった。
二階の部屋に…。
「あ…あの…これには、深い事情が!」
と、私が必死に事情を説明しようとしているにも関わらず、無情なチョロ松くんは「失礼しましたー」と言って、部屋の扉を閉めてしまっていた。
「ち…っ、ちがっ、違う違う違う!待ってチョロ松!これは誤解だから!俺はそっち系じゃないから!春馬の頭がおかしいだけだから…!!」
あ、頭がおかしい…!?!
私はただ、やられたことをやり返してやっただけなのに!!
もう他のみんなは部屋から出て行ってしまったのに、おそ松くんはベラベラと焦りながら言い訳のような言葉を叫びまくっていた。
私も、なにか言い訳した方がいいのかな…。
ま、まぁ、いつもヤンチャしてるおそ松くんのことだから、状況を説明しなくても、弟たちはそんなに気にしてないよね、きっと…。
「違うからぁぁ…!!」